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【ワードプレス】さくらインターネットのレンタルサーバーを利用時のメール送信時の注意

更新日:2025/03/01

WordPressサイトを運営していると、お問い合わせフォームは欠かせない機能の一つです。多くの場合、Contact Form 7を使ってフォームを実装しますが、レンタルサーバーによってはメールが送信されない問題が発生することがあります。今回は、この問題の原因と解決方法について、実際の経験を交えて解説します。

問題の発生:メールが届かない

WordPress + Contact Form 7の環境で、フォームは正常に送信されるものの、実際にメールが届かないという状況に遭遇したことはありませんか?

私の場合、さくらインターネットのレンタルサーバーでWordPressサイトを構築し、Contact Form 7でフォームを設定しました。送信テストでは「送信成功」と表示されるのに、実際にメールが届かないという謎の現象が発生しました。

ログを確認すると、以下のような内容が記録されていました:

Mail sent attempt for form: お問い合わせフォーム
Mail settings - To: example@gmail.com
Mail settings - From: sample site <info@example.com>
Server HTTP_HOST: example.com
Admin email: example@gmail.com

送信は試みられているものの、実際には届いていない状況です。

レンタルサーバーによる違い

さくらインターネットではできませんでしたがXserverではできました。

興味深いことに、同じWordPressとContact Form 7の設定を、Xserverのレンタルサーバーで試したところ、問題なくメールが送信されました。これは、レンタルサーバーによってPHPのメール送信機能に差があることを示しています。

さくらインターネットの特徴

さくらインターネットでは、以下のような理由でメール送信に制限がある可能性があります:

  • 外部ドメイン(特にGmailなど)へのメール送信に制限
  • 送信元アドレスの厳格な検証
  • PHPのmail()関数に関する制限
  • 共用サーバーでのセキュリティポリシー

Xserverの特徴

一方、Xserverでは:

  • PHPのメール送信設定がより柔軟
  • 外部ドメインへの送信制限が比較的緩やか
  • PHPMailerとの互換性が高い
  • メール認証に関する処理が異なる
レンタルサーバー別 WordPress メール送信の違い Contact Form 7のメール送信は同じ設定でもサーバーにより結果が異なる さくらインターネット Xserver 1 メール送信の制限 外部ドメイン宛のメール送信に 制限がある場合がある 2 送信元の厳格な検証 メールアドレスの有効性を 厳しくチェック 3 PHPの設定制限 mail()関数に関する 制限が存在する可能性 1 柔軟なメール設定 PHPのメール送信設定が より柔軟に対応 2 PHPMailerとの高い互換性 Contact Form 7で使用される PHPMailerとの親和性が高い 3 メール認証が緩やか 送信元の検証などが 比較的緩やか ✕ メール送信失敗 同じ設定でも送信されない ✓ メール送信成功 デフォルト設定で問題なく動作

送信者アドレスの問題

Contact Form 7のデフォルト設定では、送信元(From)アドレスとして以下のような形式が使われます:

[_site_title] <wordpress@サイトのドメイン>

また、カスタマイズされた設定では:

サイト名 <info@サイトのドメイン>

のような形式もよく使われます。

問題は、これらのメールアドレス(wordpress@...info@...)が実際にサーバー上で有効なメールアカウントとして設定されていない場合、一部のサーバーでは送信が拒否される可能性があることです。

解決策:SMTPプラグインを使用する

この問題を解決する最も確実な方法は、WP Mail SMTPなどのプラグインを使用して、外部のSMTPサーバーを経由してメールを送信することです。

WP Mail SMTPの利点

  1. サーバーのメール送信機能に依存しない
    • レンタルサーバーの制限を回避できる
    • より信頼性の高いメール配信が可能
  2. 認証つきの送信
    • SPF/DKIM認証に対応
    • Gmailなどでスパム判定されにくい
  3. 簡単な設定
    • 直感的な管理画面
    • テスト送信機能で動作確認が可能

実装手順

  1. WordPress管理画面からWP Mail SMTPプラグインをインストール・有効化
  2. プラグイン設定画面で以下を設定:
    • Gmail、SendGrid、Amazon SESなどのSMTPサービスを選択
    • 必要な認証情報を入力
  3. テスト送信で動作確認
WordPress メール送信問題の解決策 WP Mail SMTPプラグインを使って環境に依存しないメール送信を実現 問題: レンタルサーバーによって動作が異なる WordPress Contact Form 7 PHP mail()関数 レンタルサーバー メール送信制限あり 届かない 解決策: SMTPプラグインを使用 WordPress Contact Form 7 WP Mail SMTP プラグイン 外部SMTP Gmail/SendGrid等 届く サーバーの制限をバイパス ✓ レンタルサーバーに依存しない ✓ 認証つき送信でスパム判定されにくい ✓ 高い配信率

まとめ

レンタルサーバーによって、PHPからのメール送信機能には差があります。さくらインターネットではContact Form 7のデフォルト設定でメールが送信できなかったケースでも、Xserverでは問題なく動作しました。

しかし、どのレンタルサーバーでも確実にメール送信を行いたい場合は、WP Mail SMTPなどのプラグインを使用して外部SMTPサービスを経由する方法がベストです。これにより、サーバーの制限に関係なく、信頼性の高いメール送信が可能になります。

WordPressサイトを構築する際は、お問い合わせフォームのテストを忘れずに行い、必要に応じてSMTPプラグインの導入を検討しましょう。

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