こんにちは!今回は、JavaScriptを使ってGoogleスプレッドシートをもっと便利に活用する方法をご紹介します。プログラミング初心者の方でも実践できる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
1. Google Apps Script(GAS)って何?
Google Apps Script(通称GAS)は、GoogleスプレッドシートでJavaScriptを使って自動化や機能拡張ができる便利なツールです。難しそうに聞こえますが、実は簡単なコードで業務効率を大幅に改善できるんです!
2. 基本的な使い方
スクリプトエディタの開き方
- スプレッドシートを開く
- 「拡張機能」→「Apps Script」をクリック これだけで準備完了です!
最初に覚えたい基本コード
function myFirstScript() {
// アクティブなスプレッドシートを取得
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
// A1セルに「こんにちは!」と入力
sheet.getRange('A1').setValue('こんにちは!');
}
3. 便利な活用例
①自動入力機能
毎日同じような作業を自動化できます。例えば:
- 日付の自動入力
- 定型文の挿入
- 計算式の自動適用
②データの自動チェック
function checkData() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
var data = sheet.getDataRange().getValues();
// 空白セルをチェック
for(var i=0; i<data.length; i++) {
if(data[i][0] === "") {
// 空白セルを見つけたら背景を黄色に
sheet.getRange(i+1, 1).setBackground("yellow");
}
}
}
③メール自動送信
function sendMail() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
var emailAddress = sheet.getRange('A1').getValue();
MailApp.sendEmail(emailAddress,
"テストメール",
"これは自動送信メールです。");
}
GitHub のスプレッドシート(コミットやIssue管理)をGASで作成
- GitHubのAPIからデータを取得
- GASで処理を行う
- スプレッドシートにデータを保存
セットアップ手順
- GitHubのパーソナルアクセストークンを取得
- GitHubの Settings → Developer settings → Personal access tokens
- 必要なスコープ:
repo
を選択
- スプレッドシートの準備
- 新規スプレッドシートを作成
- スクリプトエディタを開く
- 上記のコードを貼り付け
- GITHUB_TOKEN, OWNER, REPOを設定
リアルタイムな状況把握
- Issue、PR、コミットの状況をスプレッドシートで一元管理
- チームの進捗が可視化しやすい
柔軟なデータ活用
- スプレッドシートの機能を使った集計や分析が可能
- 独自のレポート作成が簡単
自動化による工数削減
- 定期的なステータス確認の手間を削減
- 重要な更新の自動通知
- GitHubでPersonal Access Tokenを取得
- GASでAPIリクエストを実装
- 取得したデータをスプレッドシートに整形して保存