こんにちは!今回は、よくある「うっかりメインブランチで作業を始めてしまった」というシチュエーションでの対処方法をご紹介します。
発生した状況
開発中に新機能を追加しようとして、つい作業ブランチを作成せずにコードの修正を始めてしまいました。具体的には以下のような変更が既に行われていました:
- package.jsonの修正
- 新規ファイルの追加
解決手順
1. 現在の状態を確認
まずgit status
コマンドで現在の状態を確認します:
git status
2. 変更内容を一時退避
変更内容をgit stash
コマンドで一時的に退避させます:
git stash save "作業内容の説明"
3. 退避した内容の確認
git stash list
で退避した内容を確認できます:
git stash list
# 出力例:
# stash@{0}: On main: 作業内容の説明
VSCode Git Graphの表示でも確認できます
4. 新しいブランチの作成と切り替え
git switch
コマンドで新しいブランチを作成し、切り替えます:
git switch -c feature/new-branch
5. 退避した内容の復元
git stash apply
コマンドで退避した内容を新しいブランチに復元します:
git stash apply 'stash@{0}'
注意点
- stashの参照時にはクォーテーションで囲むことが安全です
- Windows環境では特殊文字のエスケープに注意が必要です
- 復元後は
git status
で正しく変更が反映されているか確認しましょう