ページの読み込み速度

たった数秒の遅延でも、ユーザーの離脱率が大幅に増加してしまいます。

ページ読み込み時間と離脱率の関係 読み込み時間の遅延による離脱率の増加 0 1秒 3秒 5秒 10秒 ページ読み込み時間 0% 25% 50% 75% 100% 125% 離脱率の増加 0% 32% 90% 123% ポイント: • 3秒: 離脱率32%増加 • 5秒: 離脱率90%増加 • 10秒: 離脱率123%増加

ナビゲーション、レイアウト

多くのユーザーは、当然はじめてサイトを訪れることになります。

そのため目的の情報の場所やページをすぐ見つけれるようなデザインはユーザーエクスペリエンスの向上に有効です!

下記はとくに影響が大きいポイントです

  • CTAの位置
  • ナビゲーションの有無

モバイルファースト

一般的にユーザーの多くはスマホでサイトをみていますよね。

そのため「モバイルファーストで設計しよう」となるのですが、思ったより結構考慮すべき点が多いんですよね!

  • レスポンシブデザイン
  • タップしやすいサイズ
  • タッチ操作前提(ホバーに依存しない)
  • モバイルは特に回線が不安定になりやすい(電車内、郊外など)のでサクサク表示できるよう軽量化する
項目内容なぜ重要?
HTMLの軽量化・無駄なdivを減らす
・シンプルな構造にする
DOM(ブラウザが読み込む要素)が多いとスマホで処理が遅くなる
画像の最適化・必要最低限のサイズにリサイズする
WebP形式を使う
lazyloadを付ける
スマホは画像表示で一番重くなるので、これだけで劇的に速くなる
CSSの軽量化・未使用CSSを削除
・CSSファイルをミニファイ(圧縮)
・小さなCSSは<style>でインライン化もあり
無駄なCSSは、特にモバイルでレンダリング(描画)を遅くする
JavaScriptの軽量化・必要ないJSライブラリは読み込まない
・小さなJSはミニファイ
・必要なページだけJSを読み込む
JSはスマホのCPU負荷が高く、読み込みと実行が遅くなりやすい
フォントの最適化・Webフォントを最小限にする
・必要な文字セットだけを使う
フォント読み込みもモバイルでは重くなる要素
サーバー指示・サーバー側キャッシュを利用できるように指示する(.htaccessとか)
・画像やCSS/JSに適切なキャッシュ制御を設定
何回も同じファイルを取りに行かないようにできる
レンダリングブロック防止・CSSや重要なJS以外は「遅延読み込み(defer / async)」にするページをすぐ見せる(=First Paint)ために大事

マークアップ時の注意点

項目コーディングポイントポイント
ページ読み込み速度画像の最適化(適切なサイズ、WebP化、lazyload)
CSS/JSの最適化(ミニファイ、不要読み込みの削除)
HTML構造の整理(不要なdivや重いタグの削減)
ページ表示が速くなると、離脱率が劇的に下がる。コーダーの工夫が直結する部分。
ナビゲーションのしやすさ適切なリンク設置(クリックしやすいリンクサイズ、ARIA属性)
パンくずリストの実装
アンカーリンクの正確な設置
HTMLレベルでナビゲーションをわかりやすく補助できる。SEOにも効果あり。
CTA配置・設計サポートCTAボタンをHTMLできちんと目立たせる(大きめ、適切な配置)
タップしやすいサイズ設定(モバイル考慮)
フォーム要素のアクセシビリティ強化
デザインに指示がある場合でも、コーダー側で「使いやすいか?」を意識して組める。特にモバイル重視。
デザイン一貫性・構造統一されたHTML/CSS設計(ボタンやカードのパターンを揃える)
コンポーネント化・再利用性を意識
アクセシビリティ対応(alt属性・ラベル)
デザインをただ組むだけではなく、「揃える」「再利用できる」コードを書くことで、UXに寄与できる。
モバイル最適化レスポンシブコーディング(モバイルファースト)
タッチ操作前提でコーディング(ホバー依存にしすぎない)
モバイル高速化(軽量コード意識)
PCだけでなくスマホ中心で設計・コーディングするだけで、離脱率を大幅に下げられる。