ページの読み込み速度
たった数秒の遅延でも、ユーザーの離脱率が大幅に増加してしまいます。
ナビゲーション、レイアウト
多くのユーザーは、当然はじめてサイトを訪れることになります。
そのため目的の情報の場所やページをすぐ見つけれるようなデザインはユーザーエクスペリエンスの向上に有効です!
下記はとくに影響が大きいポイントです
- CTAの位置
- ナビゲーションの有無
モバイルファースト
一般的にユーザーの多くはスマホでサイトをみていますよね。
そのため「モバイルファーストで設計しよう」となるのですが、思ったより結構考慮すべき点が多いんですよね!
- レスポンシブデザイン
- タップしやすいサイズ
- タッチ操作前提(ホバーに依存しない)
- モバイルは特に回線が不安定になりやすい(電車内、郊外など)のでサクサク表示できるよう軽量化する
項目 | 内容 | なぜ重要? |
---|---|---|
HTMLの軽量化 | ・無駄なdiv を減らす・シンプルな構造にする | DOM(ブラウザが読み込む要素)が多いとスマホで処理が遅くなる |
画像の最適化 | ・必要最低限のサイズにリサイズする ・ WebP 形式を使う・ lazyload を付ける | スマホは画像表示で一番重くなるので、これだけで劇的に速くなる |
CSSの軽量化 | ・未使用CSSを削除 ・CSSファイルをミニファイ(圧縮) ・小さなCSSは <style> でインライン化もあり | 無駄なCSSは、特にモバイルでレンダリング(描画)を遅くする |
JavaScriptの軽量化 | ・必要ないJSライブラリは読み込まない ・小さなJSはミニファイ ・必要なページだけJSを読み込む | JSはスマホのCPU負荷が高く、読み込みと実行が遅くなりやすい |
フォントの最適化 | ・Webフォントを最小限にする ・必要な文字セットだけを使う | フォント読み込みもモバイルでは重くなる要素 |
サーバー指示 | ・サーバー側キャッシュを利用できるように指示する(.htaccessとか) ・画像やCSS/JSに適切なキャッシュ制御を設定 | 何回も同じファイルを取りに行かないようにできる |
レンダリングブロック防止 | ・CSSや重要なJS以外は「遅延読み込み(defer / async)」にする | ページをすぐ見せる(=First Paint)ために大事 |
マークアップ時の注意点
項目 | コーディングポイント | ポイント |
---|---|---|
ページ読み込み速度 | ・画像の最適化(適切なサイズ、WebP化、lazyload) ・CSS/JSの最適化(ミニファイ、不要読み込みの削除) ・HTML構造の整理(不要なdivや重いタグの削減) | ページ表示が速くなると、離脱率が劇的に下がる。コーダーの工夫が直結する部分。 |
ナビゲーションのしやすさ | ・適切なリンク設置(クリックしやすいリンクサイズ、ARIA属性) ・パンくずリストの実装 ・アンカーリンクの正確な設置 | HTMLレベルでナビゲーションをわかりやすく補助できる。SEOにも効果あり。 |
CTA配置・設計サポート | ・CTAボタンをHTMLできちんと目立たせる(大きめ、適切な配置) ・タップしやすいサイズ設定(モバイル考慮) ・フォーム要素のアクセシビリティ強化 | デザインに指示がある場合でも、コーダー側で「使いやすいか?」を意識して組める。特にモバイル重視。 |
デザイン一貫性・構造 | ・統一されたHTML/CSS設計(ボタンやカードのパターンを揃える) ・コンポーネント化・再利用性を意識 ・アクセシビリティ対応(alt属性・ラベル) | デザインをただ組むだけではなく、「揃える」「再利用できる」コードを書くことで、UXに寄与できる。 |
モバイル最適化 | ・レスポンシブコーディング(モバイルファースト) ・タッチ操作前提でコーディング(ホバー依存にしすぎない) ・モバイル高速化(軽量コード意識) | PCだけでなくスマホ中心で設計・コーディングするだけで、離脱率を大幅に下げられる。 |