Next.jsの.nextフォルダとビルドキャッシュについて

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.nextフォルダとは

.nextフォルダは、Next.jsアプリケーションを動かすために必要な「出来上がった部品」が入る場所です。あなたが書いたコード(JSファイル、CSSなど)を、ブラウザが理解できる形に変換して保存する倉庫のようなものです。
簡単に言うと:

コードを書く → Next.jsが加工する → .nextフォルダに保存される
あなたが直接触る必要はなく、自動的に作られます
削除しても問題ありません(再度ビルドすれば復活します)

ビルドキャッシュとは

ビルドキャッシュとは「一度作ったものを記憶しておく仕組み」です。
例えば:

10個のファイルからなるアプリを作る
1つだけファイルを変更する
再ビルドする時、変更していない9個は「前回の結果」を再利用

これにより:

時間の節約(全部を一から作り直さない)
効率的な開発(変更したところだけ更新)

ビルドキャッシュは主に.next/cacheフォルダに保存されています。

.nextフォルダを削除すれば、Next.jsのビルドキャッシュを完全にリセット

.nextフォルダには、ビルド時に生成されたファイル、コンパイルされたコード、そしてキャッシュデータが保存されています。このフォルダを削除することで、次回ビルド時にはすべてが一からやり直しになります。
削除方法は簡単で、プロジェクトのルートディレクトリから手動で削除するか、ターミナルで以下のコマンドを実行します

rm -rf .next

参考サイト

Continuous Integration (CI) ビルドキャッシング | Next.js 日本語ドキュメント
https://nextjsjp.org/docs/pages/building-your-application/deploying/ci-build-caching#heroku

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